広島市水安全計画(概要版)

1.なぜ水安全計画をつくったの?

水道局では、お客さまに水質基準を満足した安全な水道水をお届けするため、水源に応じた浄水処理や精度の高い水質検査などを行っています。

しかしながら、油の流出等の水質汚染事故や水源ダムでのかび臭発生などの様々な水道水へのリスクが存在し、さらには、施設の老朽化や経験豊富な職員の減少・高齢化も進んできています。

このような状況の中で、水道水の安全性を一層高め、将来にわたってお客さまにより安全で安心な水道水を安定的にお届けするため、水源からじゃ口までの総合的な水質管理を定めた「水安全計画」を策定しました。

将来にわたってお客さまにより安全で安心な水道水をお届けするために、水安全計画を策定したよ!

2.水安全計画はどんな内容?

「水安全計画」は、水源からじゃ口までの各工程において、水道水に悪影響を及ぼす可能性のあるリスクを抽出し、リスクごとに水道法上の水質基準よりも厳しい基準値(管理基準)を設定し、品質管理方法を定めて運用することにより、水道水質の異常を未然に防止するものです。

水安全計画
●リスクの抽出・分析

水源での油流出事故の発生や給配水施設における残留塩素濃度の低下など、水源からじゃ口までの間で発生が予想されるリスク(276項目)を抽出するとともに、発生頻度や影響の程度を分析しています。

水源からじゃ口までのリスク例(水源や河川流域:油流出事故の発生、取水場:濁水の流入、浄水場:機械の故障による浄水処理の不具合、給配水施設:残留塩素の低下
●監視体制の確立

水源からじゃ口までのリスクを監視する地点において、リスクごとの管理基準を設定し、この基準に基づく監視体制を確立します。これにより、リスクの発生あるいはその予兆を早期に発見できることから、これまで以上に迅速な対応が可能となります。

(水源・河川流域での監視:水質試験のため 河川水を採水 、取水場での監視:機械による濁度の常時監視、浄水場での監視:中央監視装置による水質や機械の運転状態の監視、給配水施設での監視:じゃ口での水質試験)
●マニュアル化

管理基準を超過したときの対応を明確にした管理・運用マニュアルの整備により、局内で統一した対応を迅速に行うことができます。

リスクに強い管理体制になって水道水はより安全・安心だね!

3.リスクが発生したら、どのように対応するの?

日常の監視によりリスクを確認した場合は、関係機関への情報提供や水質監視体制の強化を行うとともに、管理・運用マニュアルに基づき各部署で統一した適切かつ迅速な対応を行い、水道水への影響を未然に防止します。

リスク発生→マニュアルに基づく迅速な対応→水道水への影響を未然に防止

たとえば 河川流域で油流出事故が発生した場合 の対応方法は?
事故現場での対応(現地調査、原因分析、水質検査、河川管理者と連携・情報共有) 河川での対応(流域の巡視、水質・臭気の監視強化、河川管理者と連携・情報共有)  
油流出事故発生時のイメージ図
取水場での対応(取水停止、取水口などの油膜調査、水質・臭気の監視強化) 浄水場での対応(活性炭による浄水処理、水質・臭気の監視強化) 配水施設での対応(水質・臭気の監視強化)

マニュアルがあるから、すばやく対応できるね!

4.水安全計画を運用すると、どんな効果があるのかなぁ?

監視体制の明確化と管理基準を超過したときの対応の迅速化が可能となり、水道水の安全性がこれまで以上に向上します。また、管理・運用マニュアルの整備にあたり、ベテラン職員のノウハウを客観的に数値化することで、若手技術者への技術の継承にもつながります。

水道水の安全性向上(監視体制の明確化と緊急時の対応の迅速化)。技術の継承(ベテラン職員のノウハウを若手技術者へ。より安全で安心な水道水をお届けします

5.水安全計画は、進化していきます!

水道を取り巻く環境は常に変化していくため、必要に応じて 「水安全計画」 の見直しを行い継続的に改善していくことで、よりレベルアップを図り水道水の品質管理の向上に努め、将来にわたりお客さまに安全で安心な水道水をお届けすることができます。

Plan(計画策定)→Do(運用)→Check(検証)→Action(見直し)

広島市の水道水は、将来も安心だね!

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